プロに教わる「雨漏り対策」(前編)


プロに教わる「雨漏り対策」


雨漏りに気づいたら4つの「すべきこと」


木造の家にとって漏水は大敵です。もし雨漏りに気づいたら、速やかに修理を行うことが大切です。 一般的な手順は以下の通りです。



1つ目:雨漏りの特定

屋根の内部や天井などから水漏れの痕跡を探します。水滴やシミ、カビの発生個所などが目印になります



2つ目:安全対策

屋根にアクセスするには安全対策が重要です。プロの業者に依頼をして、安全な作業環境を確保してもらいましょう



3つ目:屋根の修理

一般的には以下の方法が用いられます。


A:屋根材の交換

破損した屋根材を取り外し、新しい防水シートと屋根材に交換します。


B:穴の補修

小さな穴や亀裂は、シーリング材や修理パテで補修ができます。


C:継ぎ目や接合部の補強

雨漏りの原因が継ぎ目や接合部の不備によるものだった場合、 補強材や防水シートを使用して補強します。



4つ目:屋根の点検と予防メンテナンス

雨漏り修理が完了したら屋根全体を点検し、将来的な雨漏り予防メンテナンスを行います。 屋根材の劣化や継ぎ目の状態をチェックし、必要に応じて補修や交換を行います



ポイント

屋根からの雨漏りの修理は、安全確保と専門知識、適切な技術と工具が必要です。 DIYでの修理は危険を伴う場合や、かえって雨漏り箇所を広げてしまう可能性もあります。 信頼できる専門家に相談し、プロの屋根工事業者に依頼して、適切な修理を行うようにしましょう。


▼『ちいき新聞』に掲載されました!
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